ジョンソン大統領と戦争の泥沼化

就任まもなく、ジョンソン大統領は2つの政策に重点をおきました。

ひとつは、国内の「貧困の絶滅」を目標とする、「偉大な社会」計画でした。

もうひとつは、ベトナム戦争勝利であり、アメリカの戦力による勝利を楽観的に考えていました。

ジョンソンは、ベトナム戦争問題に次々と手を打っていきました。

ゴ・ディン・ディエム政権が崩壊した後、国内の民衆支持を重視するズオン・バン・ミン政権が成立しましたが、ジョンソンは「軍事優先」のグエン・カーン将軍に政権を握らせました。

1964年2月には、南ベトナム軍に北ベトナム沿岸への隠密攻撃を開始させました。

8月、北ベトナムの魚雷艇が、トンキン湾で米駆逐艦を攻撃。

この事件は、実はアメリカが北ベトナムを挑発したもので、ジョンソンはこれを理由に報復爆撃を行い、大統領に戦争遂行を委任する議会決議も通過させました。

この爆撃は11月の大統領選挙をにらんだもので、「大統領はベトナムで弱腰」と主張していたタカ派のゴールドウォーター共和党候補を抑える効果となりました。

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