犬に関する俗信
ウィリアム・フォークナーの『猟犬』は、主人を殺された猟犬が、本能的に殺人者を追いつめ、主人の死体の発見されるまで悲しい声で吼えつづけ・・・
それにおびえた殺人者は、その猟犬を始末しようとして自滅します。
ガスターの『ルーマニア鳥獣課』に、上帝が世界を造ったとき、犬に対して・・・
「人間の家の財産を守り、ひたすらそれを失わないように努力し、また月影を見たら必ず吼えよ。
その報酬として硬い骨と粗末な肉を食わしてやる。
与える寿命は40歳である」
・・・と言いわたすと、犬はふるえ上がって、
「そんな苦労をしながら、硬い骨など食べさせられるとは、ひどいじゃありませんか。そんなこと40年もやるのはごめんですよ。どうか寿命は20歳に減らして下され」
・・・と言ったとあります。
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